小児歯科の虫歯予防

「お子さんの虫歯はなるべく防ぎたい！」「虫歯予防に関心がある」という保護者の方は多いのではないでしょうか？
そこで、今回のテーマは「歯医者で出来る子供の虫歯予防処置」についてです。
小児期にどれだけ虫歯を作らないことや虫歯ができない環境にすることは、将来の歯の健康にとって重要となってきます。虫歯予防は、お家でのブラッシングを頑張るだけでは、限界があります。そこで重要なのが、歯科医院で行う予防処置です。
当院の小児歯科では、大切なお子様の歯を虫歯から守り、プロのアドバイスやケアを通じて、健康な歯と健康な体を維持するサポートをしております。

それでは、歯医者で出来る子供の予防処置の代表的な処置について解説していきます。

1.シーラント

▼シーラントの適応部位

・乳歯の奥歯
・生えたばかりの6歳臼歯や12歳臼歯

▼シーラントの注意点

シーラントは、食事をしたり、歯ぎしりや食いしばりをしてしまうと取れてしまう可能性があります。また、粘着性の強いガムやキャラメルも取れてしまう原因になるので、食べる際には注意が必要です。 シーラントが取れていないか、歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。

また、シーラントは虫歯予防に効果的な処置ですが、歯とシーラントの間には目に見えない細かな隙間ができてしまうことがあります。そこから、シーラント処置の下に虫歯ができることもあり、シーラントしたから虫歯にならないというわけではありません。シーラントと歯科医院での定期的な管理が大事になってきます。

2.フッ素塗布

フッ素とは、虫歯予防に効果的と言われている物質で、食品等にも含まれています。 歯科医院ではフッ素を直接歯に塗布し、作用させていきます。定期的に塗布することで、虫歯予防に効果があると言われています。

▼フッ素の3つの効果

①歯質の強化

虫歯菌が出す酸から、溶けにくい歯の質を作ります。
特に生えたての乳歯や永久歯は、歯の質が未熟で弱いため、虫歯のリスクが高まります。 フッ素を継続して塗布することで、歯の質を強化できます。

②再石灰化の促進

歯は、毎日食事の度に少しずつ溶けてしまっています。フッ素には、その溶けた歯を再石灰化し、元に戻す作用があります。

③虫歯菌の活動を抑える

虫歯の菌が出す酸によって歯が溶かされ、虫歯は進行してきます。フッ素には、虫歯の菌が出す酸の量を減らす作用があります。

▼フッ素塗布の注意点

①塗布後30分は飲食やうがいをしないようにする

30分程かけて歯に作用してくるため、30分間は飲食やうがいをしないでください。フッ素が流れ出てしまいます。

②定期的に塗布することで効果が得られる

一度塗ったからといって虫歯にならないものではありません。定期的に塗布することで、フッ素の効果は高まります。

③フッ素塗布をしたからといって必ず虫歯にならないわけではない

フッ素塗布は、虫歯にならないことを確約する処置ではありません。虫歯は、日々の生活習慣からできてしまいます。フッ素塗布を行っても、ブラッシングをしっかり行い、食生活にも注意しましょう。

3.定期健診と歯磨き指導

歯磨き指導の重要性

普段何気なくやっているブラッシングにもコツがあります。毎日、毎食後磨いていても、汚れが残っていたら虫歯の原因となってしまいます。歯をきれいに磨けると虫歯のリスクを下げることができ、きれいな歯でおいしいごはんを食べられます。幼いお子様の場合、保護者による歯磨きのフォローアップが非常に重要です。そのため、正しい仕上げ磨きの技術についても指導させていただきます。子どもの頃から正しいケア方法を身につけ、きれいに磨くコツを知って丁寧に磨くことで、生涯にわたり自分の歯の健康と身体の健康を守れます。

西尾市で小児歯科なら小沢歯科クリニックへ

今回は、歯科医院で出来る小児の虫歯予防処置について解説させていただきました。 予防処置は、お子さまの虫歯のリスクを下げる有効的な方法です。しっかりとお口の中の予防管理を行うことで虫歯のリスクを減らすことができます！
西尾市の小沢歯科クリニックでは、小児歯科はもちろん、予防歯科も行っていますので、お子さまの歯の健康に関して気になった方は、お気軽にお問い合わせください。